妊娠糖尿病で管理入院が決まったプレママさんにとって、病院での生活がある程度事前に分かっていると心の準備ができてよいですよね。本記事では、妊娠32週目に妊娠糖尿病になった筆者が体験した約1週間の入院生活のうち、1日の大まかなスケジュールを紹介します。
あらかじめ病院で起こりうる検査内容などが分かっていれば、妊婦の不安も少しは解消されるはず。ぜひ参考にしてみてください。
妊娠糖尿病患者の病院での1日のスケジュール
妊娠糖尿病で病院での管理入院が決まると、
- 1日4回の血糖値測定
- 食事療法
- 栄養指導
- インスリン注射(血糖値の数値による)
が主に行われます。
6時 起床
朝6時になると起床時間となり、病棟の大部屋・個室全ての部屋の電気が点灯します。とはいっても、消灯時間が早いので起床時間前に目覚めることも多いです。
7時 血糖値検査
朝食時間の約30分前にあたる7時前後に食前の血糖値検査を行います。
7時半 朝食
7時半になると朝食時間となりナースステーション近くに食事が運ばれてきます。歩ける人は自分で取りに行き、名前を告げて朝食を受け取りましょう。
基本的に妊娠糖尿病で入院した場合、病院で出される食事以外の食べ物や清涼飲料水や果物ジュースなどといった飲み物の飲食は一切禁止です。正しい血糖値管理を行うためにも忍耐です。
お腹の赤ちゃんも頑張っていると思うと口が寂しいプレママさんでもきっと我慢できるはず。
10時 回診
10時前後になると、看護師さんが病室にやってきて
- 血圧
- 検温
- 前日の排泄回数
を計測及びヒアリングされます。
10時〜11時 清掃など
回診と同じ時間帯に病室の清掃や病院着やシーツといったリネン類の交換、水筒などに水やお湯、お茶を入れるかを聞きに来ます。診察日もあれば午前中に医師の診察も入ります。
11時半 血糖値検査
昼食時間の30分前前後に食前の血糖値検査が行われます。毎日続けているとその内、針の痛みにも慣れてくるので人間の体は本当に不思議です。
12時 昼食
専用の糖尿病食を食べます。一般的な病院食と比べるとデザートがなし、1品少なめ、そのかわりにご飯の量は意外としっかり出されることが多いです。
15時〜17時 シャワー
私が入院していた病院では出産前の妊婦は15〜17時を目安に30分のシャワー室の予約を取ります。
30分の間にシャワー・ドライヤーと慌ただしく入浴する必要があり、もちろん湯船につかる時間もありません。
17時半 血糖値検査
夕食前の血糖値検査を行います。
入院生活も意外と訪問者が多いのであっという間に午後・夕方になっていることも多かったです。
18時 夕食
夕食です。1日あたりのカロリー計算や塩分量の計算を管理栄養士が全て計算してくれた献立が出てくるのでメニューの中身や1食あたりのおかずの量やバランス、白米の量などを参考にすると退院後の自宅療養の際も便利です。
また、スマートフォンでメニューが記載された用紙と食事の写真を画像で残しておくと、視覚的にわかりやすく重宝します。
21時 血糖値検査
就寝前の血糖値検査が消灯の約30分前に行われます。
この日の処置もこの血糖値検査で終了です。
21時半 消灯
21時半になると一般病棟の電気は全て消されます。これよりあとは基本的には就寝時間となります。
どうしてもあかりが欲しい場合はベッドサイドに手元灯がセットされていることが多いのでそちらを利用します。
いかがでしたか?
妊娠糖尿病で入院した時の一般的な1日の様子を紹介しました。
血糖値の数値次第では合間にインスリンの注射が挟まれます。
また、退院を決めるための血液検査は別に1日7回、採血という形で行われます。
この1日7回の採血はそれまでのペン型の針を刺すタイプではなく、腕に注射をさして採血する方法です。
日中はほぼ休みなく注射針を刺すことになり気持ちを沈みがちになりますが、この数値がよければ無事に退院し、自宅療養に移行できるので大変ですがきっと乗り越えられるはず。
あくまでも、私の入院生活の場合ではのスケジュールになりますが妊娠糖尿病による入院を不安に感じている人の参考になれれば幸いです。
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