手絞りの搾乳は腱鞘炎が不安。おすすめの対策は?

完母(完全母乳)・混合のどちらの方針であっても母乳育児を考えている人は一度は搾乳機の購入を検討したことはありませんか?

母乳を赤ちゃんに与える場合は、直接おっぱいから吸ってもらうパターンと搾乳した母乳を哺乳瓶へ入れるパターンが考えられます。

しかしながら、手絞りの搾乳を続けていると手首への負担もかなりのものになってきます。

新生児や首がすわっていない赤ちゃんの場合、抱っこや沐浴で頻繁に頭を支える機会も多く、気づかない間に手首の腱鞘炎を生じてしまうケースもあるようです。

本記事では、腱鞘炎が気になるけれど搾乳しなければいけないママに向けて搾乳器を併用する母乳ライフを応援します。

頻回搾乳はピジョンの手動搾乳器!哺乳瓶と乳首のサイズについて

2018.02.15

手絞りの搾乳は腱鞘炎の原因になることも

手絞りだけで搾乳する場合、きっても切れない悩みといえば「腱鞘炎」ではないでしょうか。

毎日頻繁に搾乳していると、特に利き手の手首が腱鞘炎になりやすくなります

筆者の場合、入院していた病院に勤務する助産師からは

助産師
手絞りも大事だけれど、手首を痛めてしまっては元も子もないから、搾乳器とうまく併用して搾乳するといいよ

とアドバイスをもらっていました。

母乳育児派の搾乳器の活用シーン

赤ちゃんを母乳で育てたいママにとって搾乳器は具体的にどのような利用シーンがあるでしょう。以下に具体的な例をあげてみます。

NICUに入院した子供へ母乳を届ける

筆者の場合、出産直後の子供の容体からNICUに入院することが決まり、冷凍した母乳を病院へ入院中と退院後も届けるために搾乳器の購入を決めました。

出産直後は10ccをとることすら難しかったおっぱいも、根気よく3時間毎に搾乳しては病院へ届ける生活を続けていると、私だけ退院することになった産後4〜5日目には安定的に両胸で40ccは搾乳できるようになりました。この間、赤ちゃんから直接おっぱいを吸ってもらうことは0です。

しっかりと手絞りでも頻回で搾乳を続けていれば母乳の量がアップすることがわかった経験でした。

その後、少し遅れて子供も退院することになりましたが、その間毎日・毎回手絞りになると腱鞘炎になるなと思うくらい、退院直後には少し手首が筋肉痛のような症状がではじめていたため、手動式の搾乳器を購入しました。

私が購入したのはピジョン社の手動の搾乳器です。

搾乳した母乳は、専用のフリーザーパックで冷凍し、凍らせた状態でNICUまで持参します。
ピジョン Pigeon 母乳フリーザーパック 80ml 20枚入 滅菌済なので衛生的

乳首の形状や短さから直接母乳が難しい

ママのおっぱいの形は100人いれば100人違いますし、生まれてくる赤ちゃんの大きさも人それぞれ。なかなか出産してすぐは赤ちゃんがママのおっぱいを直接吸ってくれることは多くありません。

筆者の場合、生まれて来た時の赤ちゃんのサイズが小さかったことと、扁平乳頭のため乳首の長さが平均より短く、赤ちゃんにとっては吸いにくいおっぱいであることがわかりました。

乳首保護器の購入も検討しましたが助産師と相談した結果、まずは乳首がよく伸びるようにマッサージをすることと赤ちゃんの成長を待ちつつ直接母乳の練習を根気よく続け、その間は搾乳した母乳を哺乳瓶で与える方針に決めました。

乳首を酷使しすぎて切れてしまった

出産後、赤ちゃんがおっぱいから母乳を吸い出す力に驚いたママさんも多いはず。

毎日、数時間ごとに強い力でおっぱいを吸われ続けていると次第に乳首にダメージがたまり、時には切れてしまって痛い思いをするママさんの話をよく聞きます。

乳首が切れるのを防ぐためには保護器を使う・乳輪部まで深くくわえさせる・保湿ケアをしっかりと行うといった方法があげられますが、時に乳首を休ませるために搾乳器を使って哺乳瓶経由で母乳を与えるママさんもいます。

搾乳器を使う上での注意点

安定した母乳量を確保するためのコツは搾乳器「だけ」を使わないようにすることです。

搾乳器は真空の力をつかって母乳を吸引する仕組みです。

一方、赤ちゃんが実際におっばいから母乳を吸う時は乳首に刺激を与え、圧迫しながら吸うことで母乳を生産するように母親へホルモンの分泌を促すようになっています。刺激によって細くまだ未開通の乳管から母乳が出るようになり母乳量が増えるようになります。

つまり、赤ちゃんに吸われている環境を再現するならば、乳首に刺激を与えることが母乳量を維持するために必要であると考えられます。

また、搾乳器は「しこり」のある部分をピンポイントで吸引することはできません。赤ちゃんがおっぱいを吸う時はまんべんなく、しこりがある部分もムラなく上手に吸ってもらえますが、搾乳器にはそのような機能はありません。

筆者が搾乳器と手絞りを併用して搾乳する時は、まず全体の母乳を大まかに搾乳器で吸い取り、仕上げに搾乳器では取りきれなかった母乳を手絞りで細かく搾乳し、しこりがある部分もマッサージして丁寧にとっていく方法を行っています。

この流れで搾乳すると、全体的な搾乳時間の短縮につながりますし、手首へのダメージも100%手絞りの時と比べて軽減できます。手首の負担が減ると頻回搾乳も苦ではなくなりますし、結果的に赤ちゃんに直接おっぱいを吸われれなくても母乳の量をアップすることができたので購入してよかったなと思います。

搾乳器の購入を迷われているママさんに是非試してもらいたいです。


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