哺乳瓶の消毒に煮沸よりミルトンをすすめる理由

皆さんは哺乳瓶の消毒にどのような方法をとっていますか?

時代によってポピュラーな方法は変わってきますが現在では、

  • 煮沸消毒
  • レンジ消毒
  • 専用の液に浸して消毒(ミルトン・ミルクポンなど)

上記の消毒方法があげられると思います。

蛇足ではありますが、筆者の叔母が新生児に会いに訪問した際は、「第二子になると扱いが雑になるよ」というコメントとともに4つ目の方法、

  • 使い終わったらササっと水洗いして乾燥

というずいぶん雑な扱いも教えられました。

雑菌の繁殖などが考えられるので病院や産院などでも決して推奨されることはありませんが、昔は第二子以降などであれば、哺乳瓶の消毒などはせずに簡単に洗浄だけで済ませてしまう家庭もあったようですね。

話を戻して、今回は上記のような「洗浄のみ」は考慮せずに、哺乳瓶の消毒について「ミルトンなどの専用の消毒液に1時間以上浸す」方法を推奨する理由について紹介したいと思います。

レンジ消毒に関しては、煮沸消毒を止める際に検討しましたが、病院で使ったミルクポンの消毒液に浸す方法が良すぎたため、レンジ消毒を検討からは外した為本記事では是非の紹介は控えたいと思います。

哺乳瓶の消毒はミルトンなどの消毒液をオススメしたい

第一子を出産し、現在初めての育児に奮闘する筆者が実際にやってみた体験としては専用の消毒液に浸す方法をとてもオススメします。

ミルトンをオススメする理由:煮沸消毒の待ち時間が苦痛

待望の我が子は寒さの厳しい冬の時期に誕生しました。皆さんもお分かりの通り、深夜の冬場の台所はとても寒く、身も心も冷え切ってしまいます。

さらに新生児期は授乳間隔が2~3時間起きになるので、睡眠時間が出産前と比べて大幅にカットされます。厳密にいうと、赤ちゃんが寝るタイミングにあわせて睡眠時間は確保できるのですが、細切れの睡眠になるので長時間ぐっすり眠る環境は無くなってしまいます。

そうなると、赤ちゃんがミルクをたっぷり飲んで寝かしつけた後は、1秒でも早く布団に入って眠りにつきたいと考えるのがママの当たり前の気持ちです。

しかしながら、待っているのは深夜の静かな台所で黙々と鍋を火にかけて沸騰を待つ。沸騰後も煮沸消毒が完了するまでもひたすら待つ必要があります。哺乳瓶もたくさんあるわけではないので眠る前に消毒を済ませなければなりません。

実際、我が子を自宅に連れて帰ってから約2日間は深い鍋を使った煮沸で哺乳瓶の消毒を行っていました。たまたま全国各地で大雪が降るほどの寒い夜でした。笑

初日の時点で「これは無理だ」と早々に煮沸消毒をギブアップした私はAmazonですぐにミルトンを注文していました。ちょうど寒い時期なのと睡眠不足もあいまって、煮沸消毒の時間も惜しかったのです。ミルトンなら朝に消毒液をセットしておけば24時間使えるので夜も辛くないと思い購入をためらうことは一切ありませんでした。

ミルトンはすすぎ洗い不要

実際に購入してから疑問に感じたのが、「ミルトンで消毒が完了した後、すすぎ洗いが必要ではないか」ということです。

消毒液を使っているので赤ちゃんの口に入ってしまうと何らかの問題が出てしまうのではないかと不安に感じたからです。

ミルトンの購入後の説明書をみると「ミルクと反応して塩の成分にかわるので、すすぎ洗い不要」という紹介がありました。匂いが気になる人はすすぎ洗いしてくださいね、とのこと。

ミルトンの消毒液の成分は次亜塩素酸ナトリウム

ミルトンの消毒液には次亜塩素酸ナトリウムという成分が含まれています。

次亜塩素酸ナトリウムは水道やプールの殺菌や家庭で使用する塩素系の漂白剤や殺菌剤などにも使用されていて、私たちの日常生活に身近な存在になっている化学薬品として知られています。もちろん、ミルトンは水で希釈して使うため、赤ちゃんに影響のない濃度になるように調整されています。

ミルクに含まれるカルシウムと反応して食塩になる

ミルトンの塩の成分に変わるという説明が気になって調べてみました。

ミルトンに含まれている殺菌成分である次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性の溶液になります。アルカリ性の溶液にたんぱく質を入れた場合に発生するたんぱく質の変性反応によって、塩化ナトリウム(塩)になるといいます。

次亜塩素酸ナトリウムの水溶液は安定していますが、時間が経つ事でより安定な方向に反応しようとします。

次亜塩素酸ナトリウムの化学式はNaClOで、安定な方向に反応しようとする際に02が発生し、残った化学式のNaとClが反応してNaCl(塩化ナトリウム)に変化していきます。

ミルトンで哺乳瓶を消毒する時に用意するもの

ミルトンの購入を決めた場合、何を買えばよいのでしょうか。

まずはこの3点です。

Milton CP チャイルドプルーフ 60錠

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ミルトンの消毒液をつくるための薬剤です。液体タイプと錠剤タイプがありますが、計量する必要がなくてラクなので錠剤タイプをオススメします。

ミルトン 専用容器

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水道水と薬剤で消毒液を作った後、溶液の保管と哺乳瓶の消毒につかう専用の容器です。他の容器でも代用はききそうですが、長年使うものになるのと、哺乳瓶の大きさや台所の大きさ等から考えられたベストなサイズ、さらにフタもついていて衛生的なので合わせて購入しておくことをオススメします。

洗剤Milton(ミルトン) 哺乳びん・さく乳器・野菜洗い 750ml

ミルトンの薬剤は消毒成分は含まれていますが、洗浄成分は含まれていません。哺乳瓶を消毒する前に大人の食器と同様にしっかりと洗ってあげる必要があります。大人用と分ける必要があるのかという意見もありそうですが、抵抗力が弱い赤ちゃんなので哺乳瓶を洗う洗剤もスポンジも、分けておくのが無難かな?と思い、ミルトンの洗剤もまとめて買いました。

また、出産した病院で使っていた哺乳瓶の消毒用品はピジョンのミルクポンでした。

ミルクポンの消毒ケースはミルトンのケースよりスリムで深型だなあという印象でした。ミルトンと比べてトングが内部収納することはできないのと、ケースの底に沈んでいる哺乳瓶の乳首やおしゃぶりをとる時に溶液に指がつきそうで取りにくい部分はありました。薬剤は手で千切って入れることができるのは便利でした。(ミルトンの錠剤タイプの場合、薬剤の包装はハサミでないと切れません)

まとめ

ミルトンは私の母の世代くらいから使われているロングセラー商品ですし、正しい使い方をすれば赤ちゃんに悪い影響もないので私は哺乳瓶の消毒にはミルトンの購入を決めました。

育児を少しでも効率よく、ラクしたいと考える新米ママの皆さん。

毎日・毎回の頻度で行わなければいけない哺乳瓶の消毒から時短テクを検討してみてはどうですか?

 


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